足るを知る、貧乏と質素

今、恵まれた学生生活を送っている貴方達にはピンと来ないことでしょうが

 

「足るを知る」    ということ。

 

老子の言葉だったそうですが

すでに十分満足であることを知る  と言うところかしらね。

 

貴方達は人生の  出発点 。

目的意識を持って努力するという時だから、今は 関係ないかもしれないけれど

先々長い人生にはいろんな思い通りにならないことだって沢山出てくると思います。

そんな時   思い出してね。

 

大ママもね、

もう少しこうなら、こうあってくれれば、なんて思うことが色々あってくよくよしていた時代に、この言葉 を知りました。

そう 、 何気ない日常の中に幸せはあるということ

イギリスの女流作家の作品の中で

幸福って

  現在  持っているものを最大限に役立てること

豊かさって

  持っているものの価値を最大限に引き出すこと

  大切にしたいものを大切にした暮らしがシンプルで合理的な暮らしに繋がると書かれていました。

 

貧乏と質素の違いを知ってる?

数年前、元ウルグアイのムヒカ 大統領が来日した時日本のマスコミは  

 「世界一 貧乏な大統領」

と報じたことがあったのね。

国からの報酬をあまり受け取らないでとても質素な生活を送っている人だったから。

彼は

貧乏とは

「少ししか持っていないことではなく、無限に欲がありいくらあっても満足しないこと」と語っていました。

貧乏と質素の違いもわからない報道人の質に恥ずかしく、思いました。

 

コップの水の話、半分の水に、

もう半分しか残っていないと悲観的に考えるか、 

まだ半分残っていると楽観的に考えるか。

 

これはかなり性格 的なものがあるし状況にもよるけど、

楽観前向きに思えた方が人生生きやすいかしらね。